「ケイタイの危険な墓場」2013/05/07

えー、街を歩くニンゲンの1/3は、手にした小さなシロモノに呑み込まれながら歩いている。テメエのアイデンティティの危機とは気付かず。しかし、その小さなシロモノ自体も危険キワマリナイのや。オーウェルの予言が当たるのは何時?「今デショ!」

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「ヘラ鳥ウォッチング」

「WHERE DO OLD CELLPHONES GO TO DIE ?」

「ケイタイの危険な墓場」 レイラ・アジャアルー

(オーストラリア:環境科学&製品デザイン研究者)

★電子機器廃棄物によって増殖する有毒物悪夢。先進国だけのモンダイではない。

アメリカでは22ケ月毎に、ケイタイが変わる。2010年だけで、1億5000万ケの古いケイタイが廃棄された。それはドーなってるか?あんまり愉快な話やおまへん。

遠く離れた、多くはビンボーな地域、例えはガーナのアグボブロシーとか、インドのデリーとか、中国のグイユ(貴嶼)などでは、子供たちが電子機器廃棄物を山のように積み上げ、燃やして内側の銅線、金糸、銀糸、などの金属を抜き取り、リサイクリング業者に2足3ドルで売るのだよ。インドでは、小さな子供たちが、木槌でコンピュータ・バッテリーを叩き壊し、カドミュームを取り出すのだが、その小片の毒が彼らの手足に付着する。女性は、熱い鉛の上に屈んで回路基板を「料理」して内側の金から銀を除去する。国際環境保護団体グリーンピース、米国BASEL ACTION NETWORK、その他の組織がYouTubeにVideoを載せている。其処では小さな子供たちが、燃やされたケイタイからリサイクル用のプラスティックを分別しながら、その煙を吸い込んでいる。規制の無い産業の副産物としての不健康のゴンゲやねん。

殆どの科学者たちが、こうした環境に曝されることは、特に妊婦、子供の場合、重大な健康リスクにつながると警告しているのや。WHOのレポートでは、低いレヴェルでも、鉛、カドミウム、水銀に曝されることは、取り返しのつかない神経的障害を起こし、子供の発達障害につながると。第三世界の辺境では、電子機器廃棄物の規制が無く、有毒物の悪夢が増殖しているのや。アメリカでも、この5、6年、連邦刑務所囚人の廃棄物処理に、健康被害モンダイが起きてるのだ。アメリカでは、政府、製造者、消費者が廃棄物処理を改善し、廃棄物山積や、その処理が引き起こす危険を防止するための具体的な対策が講じられている。例えばアメリカは、有毒廃棄物の輸出や運搬を不法とするBASEL CONVENTION(バーゼル条約)を批准していない唯一の産業国だ。この条約を履行することが、有毒廃棄物のモンダイを抑制する世界的努力に参加する第一歩なのだが。

2011年、議会に提出された、電子機器リサイクル規制法は、OECDに加盟していない国々へのアメリカからの有毒廃棄物輸出を違法とするもの。その目的は、世界の貧窮国への電子廃棄物投棄を止め、自国内でも廃棄物の安全性への配慮を高めるためやねん。この法案は超党派で支持されたが、投票に至らないでいる。

EUは、製品の安全廃棄を、電子機器の生産者に責任付ける産業規制モデルを作った。その電気・電子機器廃棄指導は、販売者が、顧客から持ち込まれた廃棄物を、無料で受け取ることを義務付けている。その最終目標は2019年までに、EUの廃棄物の85%を、正しくリサイクルすること。同様に日本も、電子機器生産者に、コンピュータやケイタイからテレビや空調機まで、それぞれのリサイクル機構を設立し、または第三者にその権限を委任することを要求している。

政府や消費者の圧力で、メーカーが製品の最終段階モンダイを考慮に入れてデザインすることは、非常にヨロシイ。多くのケイタイは、分解が難しいようにデザインされている。
メーカーが、接着剤、ネジ、ハンダ付けなどで部品を合成する方法の変更は、廃棄されたケイタイを分解するのをカンタンにし、ガーナの子供たちがやってるような、未熟なリサイクル技術による危険を減らすだろう。

生産者にとっても、使用者にとっても、それ以外のニンゲンにとっても有益なデンワ・サーヴィスのビジネス・モデルがある。例えば、メーカーは前以てリサイクル・サーヴィスの付いた製品を売る。あるいは、ケイタイ使用者が古い機器を捨てるのではなく、新しい機器に取り替えるサーヴィス。ゼロックスも、写真コピーに関して、販売や利益目当てではない、同じようなサーヴィス・モデルを提供している。

政府の規制や企業の主導が無い場合、消費者が、使用期限を過ぎた製品にナニが起こるかを確定する役目を果たす。ケイタイや小型の電子機器は、製品の陳腐化を見越してデザインされている。でも、それが捨てられず長く使用されたり修理された場合はドーナルか?
消費者としてワレワレは、ハイテク製品に関して、より良い使用期限選択を要求するべきやねん。もし政府やメーカーがこのシゴトに応えられないなら、ケイタイ手にしたワレワレ何百万のアメリカ国民は、安全リサイクルを迫るべきやろが。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ウム。ケイタイも原発も同じやんか。ニンゲンにとってベンリなシロモノは、耐用期限過ぎるとアっと言う間に、危険なシロモノに変わるのやねん。そして期限切れたシロモノから少しでもモトを取ろうと、そこに群がるのは、ガーナの少年たちだけでは無いのや。歴史テツガクを持ち合わせないリーダーの目ン玉は、便利と危険を見分けられないのや。