「《輸出・輸入》なるコトバは消えた」2012/01/31 15:40

えー、久しぶり、フリードマン君のコラムがチョイとオモロイので、ご紹介致す。

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「ヘラ鳥ウォッチング」

「MADE IN THE WORLD」(01/30)

「《輸出・輸入》なるコトバは消えた」

トーマス・L・フリードマン

共同通信によれば、先週、あのカストロが、キューバのウェブサイトにチョイと意見を載せたそうな。フロリダでの共和党大統領候補選挙戦は、グローバル化で膨れ上がったアメリカ帝国に於ける、今までにないアホと無知の争いである、と。

マルキストに、アンタの党の候補者連は、現在のグローバルな現実から遊離していると言われるようでは、世も末やんか。でも、モンダイはそんなことでは済まないのや。アメリカの多くのCEO(ウォールストリート式のヤカラではなく、一流企業を経営し、シッカリ商品と仕事を生み出している)連中の世界観と、平均的下院議員、上院議員、大統領の世界観のアイダには、大きなギャップがあるのやねん。彼等は文字通り、2ツの異なった世界を眺めて居り、それは民主党、共和党双方に言えることなのや。

昨年2月に、オバマと、アップル創始者、故スティーヴ・ジョブスが会った際、オバマはジョブスに訊いた。7000万台のiPhoneの中の3000万台が、そしてアップル社の他の製品5900万台が、海外で生産されているのはナゼかと。これをアメリカに戻せないものかと。「戻って来ない」とジョブスは答えた。

政治家たちは、世界をテメエに投票してくれる有権者の地域として見る。そして彼等の経済的利益を最大にすることがテメエのシゴトと考えてる。しかし、多くの経営者(CEO)は、世界を、ドコでもかまわぬ、テメエの製品が作れて売れる場所として考えるのや。こうしたCEO連中は、もはや「外注」(OUTSOURCING)と言うコトバは使わない。彼等の世界はスッカリ統合されていて、もはや「OUT」とか「IN」という区別は無いのだよ。

彼等のショーバイでは、すべての商品、すべてのサービスが、グローバルな供給チェーンに沿って発想され、デザインされ、マーケティングされ、作られる。その供給チェーンは、ドコに在ろうとも、最上のクオリティと最小のコストを求めるのやねん。自分の生産物を「メイド・イン・ワールド」と見る。「メイド・イン・アメリカ」とは見ないのやで。つまり、アメリカの企業は、テメエを「世界市民」と見てる。しかし、オバマは「アメリカの大統領」なのや。

香港の有名織物企業の会長が去年、オレに語った。長年、彼の企業は「アジアに外注し、アメリカとヨーロッパに売る」と言うルールの上でやって来た。それが今や「ドコにでも外注し、ドコにでも売る。つまり《輸出》という観念は事実上消滅したのだ」と。

デル株式会社創立者、デル氏は言う。「オレは何時も言ってるのさ。ウチの有力な新しいお客様の96%は、アメリカ以外に住んでいる」だから、彼等に買って貰おうと思えば、製品のデザインもある部分の製造も、その相手の国の中でやるっきゃない。

これが、ワレワレが暮らしている世界なのだ。MITのロジスティック専門家が言うには、この世界でアメリカが繁栄できるのは、こうしたグローバルな供給チェーンの、さまざまなツナガリの中で、製品の発想、マーケティング、高級製品、小売り、などにピタリ寄り添って行けるからだ。

ちょいとイイ話もある。最大の利益は、製品を発想し、デザイン出来る者のところへ向かうとすれば、アメリカ以上に発想能力の高い社会は無いのや。競争のためには能力が一番重要な世界で、アメリカほど、能力ある移民を歓迎して来た歴史を持つ国はない。知的財産を保護するし、発明者や投資者にとって、アメリカ以上に安全な国はない。FedExや、UPSのような、中産階級にシゴトを付与するロジスティックがアメリカにはある。

もしも、もしもだが、ワレワレの生来のアドヴァンテージを強化し広げる国家戦略:さらなる移民、成人教育、より良いインフラ、政府による研究調査、長期負債モンダイに対処する長期計画などなどが実行出来れば、ダレもアメリカには対抗出来まいて。

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ウム。後半のアメリカよいしょ、の部分はオモロない。ヤマはやはり、「国家」を背負ったオバマと、「企業」のゴンゲであるジョブスのヤリトリにある。つまり、急激テッテ的グローバリゼーションのセイで、「政治」は「経済」に追い付けなくなった、と言うことやろが。

しかし、このコラムのマクラ部分、カネとスキャンダル合戦の共和党、カストロに揶揄されるようでは、オシマイやんか。

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