「中国バブルは弾けるか?」2011/12/26 13:01

えー、クルーグマン先生の中国バブル観察。日本、アメリカと同じ道を辿るのか?

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「ヘラ鳥ウォッチング」

「WILL CHINA BREAK?」(12/20)

「中国バブルは弾けるか?」 ポール・クルーグマン

次のような構図を考えてみて下され。最近の成長は、不動産価格の上昇に煽られた巨大な建築ブームに拠る。これはバブルの典型的サインだ。信用の急激な成長。その大部分が、伝統的銀行を通じて行なわれるのではなく、規制の無い「ウラの銀行」に拠っている。こうした銀行には政府の監督も無く、政府の保証も無い。そして今、バブルが弾けつつあるのや。其処には金融的経済的キケンを心配する十分な根拠がある。

オレは1980年代終わり頃の日本のハナシをしているのか?それとも2007年のアメリカのハナシか?
さよ、今オレが話しているのは中国のハナシやねん。中国は世界経済の、次のアブナイ場所として突出して来ている。オレは中国の状態を兎や角言いたくはない。と言うのも、実際にナニが起こっているのか知るのがムズカシイからだ。
経済統計は退屈なサイエンス・フィクションみたいなものや。でも中国の数字はそれ以上にフィクショナルだ。中国の専門家にイロイロ聞いてみたが、それぞれ話が違うのや。でも、公式データはマチマチだが最近の報道は、警鐘を鳴らすのに十分なほど劇的危機を孕んで居る。

この10年、中国経済について一番衝撃的なのは、家庭の消費性向の低さやねん。上昇中だが、全体の成長には追い付いていない。消費はGDPの35%しか無く、これはアメリカの半分だ。じゃァ一体ダレが、中国の商品やサーヴィスを買っているのか?その答えの一部はオレたちアメリカ。消費者の割合が落ちるにつれ、中国は製造業を支えるために、貿易黒字に頼るっきゃない。中国の立場からすれば、大きいのは投資だ。これは既にGDPの半分に達している。そこで出る質問は、消費需要が比較的弱いのに、ナニが投資を刺激しているのか?それはインフレが続く不動産バブルなのや。不動産投資は2000年以来、ザっと2倍になっている。ホントに不動産はバブルなのか?価格上昇だけでなく、ほんの数年前、ワレワレが身近かに経験した一種の投機熱が現われているのや。

そしてアメリカの経験同様、信用ブームが起こっている。その多くは銀行ではなく、監視も保護もない「ウラの銀行システム」に拠るものなのや。そこには大きな違いがある。アメリカ型の「ウラ銀行」は、信望のあるウォールストリートの企業や、複合的な金融会社を巻き込んだ。中国の場合は地下銀行や質店を使う。でも結果は似たようなものさ。数年前のアメリカそっくり、金融システムは従来の銀行に比べてはるかに弱体だ。

今やバブルは目に見えて弾けつつある。これが中国経済、そして世界経済に及ぼすダメージはいかなるものか?あるコメンテーターは、心配することはない、中国には経済下降に対して必要な手立てを実行する強くてアタマの良いリーダーが居ると言う。中には、中国はデモクラシー的な考慮に煩わされずに、思った通りやれるから、と言う説もある。

でも、オレからすれば、これは有名な遺言みたいなものや。1980年代の日本では、優秀な大蔵省の役人がすべてを支配していた。そしてアメリカは、日本を「失われた10年」に導いた失敗を決して決して繰り返さないという確信があった。ところが実際には、日本よりヒドイことになったのや。中国役人の、経済政策ではナニが大事かという声明は、特別アタマイイ、という風にはオレには感じられないのや。

特に中国が外国人に対して襲いかかるやり方、アメリカ製のクルマの輸入に対するキビシイ関税などは、中国の経済を支えることにはならないのや。むしろ貿易関係を毒するもので、成熟した政府がやることではない。中国政府は法に縛られるのではなく、広がる汚職に縛られているのや。つまり、ローカル・レヴェルで起こっていることは、北京政府の意向には、まるで沿っていないのだよ。

オレは無意味な脅かし屋ではありたくない。でも心配しないでは居られない。中国の物語は、オレたちが方々で見てきた破綻物語ソックリやねん。世界経済は既にヨーロッパ発の混乱に苦しんで居る。新たな危機の震源なんて、もう沢山だぜ。

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ウム。上海などの建築ブームを見れば、中国もやがて不動産バブルの崩壊に直面するのはマチガイない。シゴトと生活に必要な住居ではなく、投資対象としての不動産は、常にスパイラルに高騰するのをワメ等は見てきた。トドノツマリはダブついたカネの行き場がなくなって、怪しげな金融商品がノサバり、一気にメルトダウンするのや。

アメリカ、中国、日本と世界3大経済国が、同じ軌道に乗って崩落に向かう。ヨーロッパもドミノ倒しで、崩落に向かう。さよ、歌手ノサカの「この世はもうじきオシマイだァ」が、ますます現実味を帯びて来たやんか、世界的に。28日、ワメは、そのオシマイ・メッセージと今年2011年の大災害を重ねて劇化した「じぱんぐ零年」なる芝居をお茶の水の地下劇場に観に行く予定。

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