「IMFのDSKの女性暴行スキャンダルも陰謀か?」2011/06/01 16:33

えー、モノズキのダイスキな陰謀説。コーエン君が、それをコラムに。ご紹介致す。

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「ヘラ鳥ウォッチング」

「DSK AND CONSPIRACY THEORY」(05/31)

「IMFのDSKの女性暴行スキャンダルも陰謀か?」 ロジャー・コーエン

(ロンドン発)

オサマ・ビンラディン殺害の後、有名なフランスのラジオ局が、オレにデンワ・インタヴュー求めて来た。アメリカ大統領からアルカイダ自体まで、みんなビンラディンは死んだと言っている。なのにインタヴューアーはオレに、その「証拠」を求めたのや。

オレは、アメリカ大統領、情報局も言っているDNAサンプルがあるやんか、と言った。しかしフランス好みの陰謀説が色濃くカランんでいるのはタシカだった。アレはアメリカの策謀ちゃうか、と言うのやねん。

オレは巴里での不愉快な出来事を想い出した。国際的経験ユタカなフランス・テレコムのマネージャーと晩飯食いながらのこと。自分ではホントと思っているらしいセオリーを話し始めたのや。あの9/11テロの時、WTCビルにはユダヤ人が居なかった、なぜならあのテロ計画のウシロにはイスラエルとモサドが居たからだ、という陰謀説。

そして今回はDSK(ドミニック・ストラウス・カーン)のセクス・スキャンダル事件。フランス社会の60%は、あれを社会党大統領候補への陰謀と見ているのや。西アフリカからの移民であるメイドを、ホテルのスイート・ルームに差し向けた陰謀だと。その部屋ナンバー2806は、フランス社会党発足の記念時日、6月28日と照応していると。

勝手ニシロ。大マカに言えば、こう言うことやんか。自由度の高い社会ほど、陰謀説には組みしない。他国タヨリのブンカ社会ほど、ウラに隠されたナニカがあると思い込む。

フランスとアメリカのブンカの大きな相違が、DSKの事件で浮き彫りになった。裁判制度、新聞、有名人のプライヴァシー、セクス、レイプ犯罪への反応などなど。しかし、根っこに在るのは権威に対する態度やねん。フランスでは、権力者への敬意が、陰謀説に変わる。それが、ダレであろうと重大犯罪を冒した者に対しては公平に法を適用するアメリカとブツカルことになる。アメリカの反応が、フランス人の怒りを買うのや。

オレはムカシ、DSKにインタヴューしたことがある。彼は魅力的にスマートに、オレに向かって来た。一番印象的だったのは、ヨーロッパの恐竜の如き、フランスの社会主義をなんとか近代化しようとしているように見えたこと。

でも、それは彼が32才のルーム・メイドを監禁、レイプしようとしたかどうか、とはカンケイ無い。もちろん、彼のIMFでの優れた手腕ともカンケイ無い。62才のカーン氏の能力は、この際モンダイでは無いのや。

ストラウス・カーン氏のワルイ性癖は誰もが知って居た。何年か前、フランスのコメディアンが冗談話のダシにしたことがある。カーンがラジオ局のインタヴューに来た時、スベテの女性は安全室に篭もるよう指令されたと。

2007年、フランスの日刊新聞「リベラシオン」のジーン・カトルマー女史は言った。「IMFはアングロ・サクソンのモラルに拠る国際的制度だ。たったヒトツの不適切な振る舞い、不適切なコメントが、メディアの非難を浴びる結果になる」

そして今ここに、フランスの報道陣があまり調査したとは言えない沢山の事実、事件、非難がズラリとある。それは、カーン氏への重大な告発は「バカ気た」ものではなく、権力による暴力的行為に対して発せられたアフリカ女性の声は、法廷に提出されるべきである、ということを暗示しているのや。

さよ、ビンラデインは死んだ。9/11テロ当日、ユダヤ人はWTCに出社していた。スイートルームの部屋番号2806はただの番号に過ぎない。事実だけをカウントせよ。陰謀説は権力持たぬヤカラの逃げ込み場所やねん。

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ウム。陰謀説は弱者の逃げ込み場所だ、てのはヒトツの見識やろ。フランスは弱者でアメリカは強者、とコーエン君は割り切って見せた。でも強弱にカンケイなく、世界の野次馬はコゾって陰謀話スキやんか。ワメもダイスキやねん。

「スーダンの平和の仕切りが危機に」2011/06/02 10:20

《ワメ的スーダン大勉強会》

えー、昨年10月1日のクリストフ君のコラム、「スーダンに再びジェノサイドの前兆」がズーっと気になってる。国民投票で南部が離脱独立をキメた後、再び内戦の悲劇が起こることを、具体的タイム・スケジュール示して見せたのや。南部国境に近いアブエイの石油資源を北部カルツーム政府のバシール大統領が断念する筈は無い、というのがポイントだ。だが、2月に北部の攻撃が始まり、戦乱がヌバ山脈周辺に広がる、という彼の予想は今のところ実現していない。しかし、ここへ来て、少しキナ臭くなって来た。

「統一スーダン」という考え方には2ツある。初代首相、大統領を務めたイスマイル・アル・アズハリ(1900~1969)は、民族、宗教の多様性を包含した、自由、民主的独立国家を志向していたのや。しかし、今の北部中央政府を率いる軍出身のバシル大統領が目指す「統一」とは、圧政、差別の下に南部や西部を従えようとする、力ずくの統一なのやねん。だから南部の分離独立は、スーダン中央政府のマチガイを確認させるものだという説に説得力があるのや。

クリストフ君は、オバマ大統領に、バシールに対して、もっとキビシイ対応を、と注文つけていた。そして、スーダンの平和がアヤシクなって来た今、スーダンの南北話し合いによる内戦回避ブローカーとして、アメリカよりも、中国がシャシャリ出て来たのやねん。先ずは1本のコラムから、スーダンの現状をベンキョーしてみたいと思いまんね。

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「ヘラ鳥ウォッチング」

「SUDAN'S PEACEFUL PARTITION,AT RISK」(05/31)

「スーダンの平和の仕切りが危機に」

ダグラス・H・ジョンソン (「スーダン内戦の根本原因」の著者)

(英国:オクスフォード発)

★「中国政府だけが、カルツーム政府のアブエイ侵略を止めさせる影響力を持っている」スーダンが、再び内戦の淵に立っている。2005年、アメリカの調停協力で出来た平和協定は、アラブ支配北部と分離志向南部の間で22年間も続いた内戦を解決するかと見えた。でもダメだった。

今年1月の国民投票で、南部スーダンは圧倒的な投票数で分離独立をキメた。しかし、今月、モンダイのアブエイ(ABYEI)国境地域を北部が占拠したことから、紛争が再発しかけている。外国勢力、特に中国がテコとなってハタラキかけない限り。

国際的コミュニティ、特に国連とアメリカは、スーダン政府に協定を守らせることが出来なかったのや。国連平和部隊は市民を北の攻撃から守れなかった。2005年以降、小ブッシュは西部ダルフールにばかり注目して、南部を無視した。オバマは再び、南北紛争に注意を向けた。しかしエネルギーを、独立賛否を問う国民投票実行に集中し、アブエイ地域には目を向けなかったのや。

バシールにとっては、アブエイ地域を南部に移譲することは、ダルフールを含む不平不満抱いた他の地域への危険な前例になり、カルツーム政府に対する自治要求が広がるのでは、という危惧につながるのだよ。

アブエイ占拠は、国境のドコでも、カルツーム政府軍の強化が進み、ダルフールの闘いもエスカレートするオソレにつながる。短期的に見れば、南部を失えばバシールは背後から非難される。長期的に見れば、スーダンの他の地方での不安定が広がる。

アブエイの危機が他の紛争のキッカケにならないようにするためには、国際コミュニティは、双方とも同様にワルイという言い方を止めねばよ。結局、外交的にも経済的にも、スーダン政府に対するアメリカのテコは効かなかったのや。

さよ、中心プレーヤーは今や中国なのや。北京政府は、外交的にも経済的にも、スーダン政府に対して相当な影響力を持っているのだ。中国は同時に、ジュバの南部政府とも良好なカンケイを作って居るのやねん。北部のアブエイ占拠は、国境周辺と南部内での中国の石油事業を脅かす。中国外務省は最近、南北双方に「平和の支持」を要請した。平和協定の条項を実行しろと。これは感情を和らげる外交術に見えるかも知れないが、実はスーダン政府の内政に関してダンマリを続けて来た中国の鋭い一撃なのやねん。2008年に国際犯罪法廷からジェノサイド(大量殺戮)で告訴されているバシールへ支援からの離脱でもあるのや。そしてこのコトは、南部が7月9日に正式に独立宣言する前に、中国とアメリカが一致してアブエイの決意を後押しする絶好のチャンスでもあるのや。

先ず第一に、アメリカ政府と中国政府は、カルツームのスーダン政府に、撤兵してアブエイの市民政府を回復させろと要求する。第二に、出来上がっている協定に、これ以上妥協しないことを求める。すべてのスーダン部隊はアブエイと周辺地域から離れ、強力な国際部隊が市民の保護に当たることにする。などなど。

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ウム。2008年の北京五輪の前年、ダルフールで住民殺戮を繰り返す狂暴なスーダン政府を支援する中国に対し、五輪ボイコットを呼び掛けるアメリカ文化人たちの動きがあったのを想い出すやんか。アっと言う間に、ここでも中国がアメリカと並ぶ実力者として、国際紛争調停の現場にシャシャリ出て来たのや。クリストフ君の内戦再発想定は、中国の急激な台頭によって、イササカ狂いが生じているんちゃうか。

「スーダンの平和に新たな脅威」2011/06/02 19:21

えー、次は南部スーダンの現場からのレポート。さよ、北部の強欲はロコツやねん。

「NEW THREAT TO PEACE IN SUDAN」(05/31)

「スーダンの平和に新たな脅威」

ジェフリー・ゲトゥルマン&ジョシュ・クロン

(スーダン:ジュバ発)

南部スーダンが離脱して新国家となるのは数週間後だが、北部スーダン部隊は、南北国境周辺の2ツの地域を新たに制圧しようとして居り、戦争の危機がセマっている。北部政府は既に1週間前、南部との協定を破ってモンダイのアブエイ地域に部隊を送り込んで居る。何百万人のイノチを奪った長い紛争への対応として作られた平和協定やねん。

スーダン軍の高官の手紙によれば、北部軍は数日以内に、ブルー・ナイルと、南部コルドファン州を占拠する計画だと言う。ブルー・ナイルの知事、マリク・アガールは、北部軍は、南部連合軍の基地に「危険な距離」にまで近付いているが、南部連合が降参することは無い、「窮鼠猫を噛む」だよと。

スーダンの国境地域は、エスニック・グループと政治グループがゴチャゴチャのモザイク模様を呈している。原油の産地であり、肥沃な土地でもある。どう境界線を引くか、爆発の危険を秘めた地域であり、だから南北2ツに分離したのやねん。南部スーダンは、数週間後に、50年の念願だった独立を果たす。この地域は、世界でも稀なビンボーで開発の遅れた場所で、成人の4/5は、字が読めない。

先週、南部リーダー連はアブエイを失ったことを認め、それに抗議しながらも、武力で対抗しない決心をしたのや。今まで犠牲を払って来たスベテを失いたくないと。南部リーダー連はブルーナイルや南部コルドファンのために戦うことはしない、と示したのや。

NYタイムズは、5月23日の日付けと「極秘」が印された手紙を提供している。それによれば、北部スーダン軍は、「1956年1月1日時点の国境以北のスベテの地域に、2011年6月1日から部隊を再派遣する」と。この手紙はスーダン陸軍のチーフ・スタッフからのモノや。西欧側の言では、北部軍は、国境の北側に居て、直ちに撤退しない南部連合の兵士を攻撃すると威嚇しているという。

北部リーダー連は、怖じることなく、モンダイの広大な地域を一方的に併合する意向を示している。膨大な部隊と戦車、大砲などを国境に集結させ、1956年時点での国境北側の支配を公式に表明しているのや。これらの土地の去就は、住民自体によってキメられるべきなのに。

31日、カルツーム政府のスポークスマン、ラビー・A・アッティは、アブエイと同じように、「ブルーナイルと、コルドファン南部のヌバ山も、北部スーダンの一部であり、それ以外のダレのものでもない」と述べた。

ある人々は、北部の作戦は、極秘文書を含め、スーダン大統領バシールに対して増大する圧力への応答と見ているのや。多くの北部人は、南部を失うこと、特に石油を失うことに対する怒りと心配でイッパイやねん。南部の独立が近付くにつれ、北部の経済と通貨は下落している。モンダイの残る地域を配下に収めることで、バシールは自分自身を強く見せることが出来る。なにしろ国際犯罪法廷から、スーダン西部ダルフールの大虐殺で告発されているお尋ね者なのやから。

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ウム。北部の侵攻が、こうロコツでは、近い内にクリストフ君の予想通りになるかも。中国がどの辺まで、そのロコツを抑えられるか、ロコツとはつまり、利権のためなら大虐殺も辞さないバシールの精神やんけ。

「中国への忠告」2011/06/11 15:13

えー、フリードマン君の中国関連コラムをヒトツ。「アラブの春」について、国家安全局から胡首席への報告、というカタチを採っている。

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「ヘラ鳥ウォッチング」

「ADVICE FOR CHINA」(06/06)

「中国への忠告」トーマス・L・フリードマン

拝啓胡大統領閣下:貴殿はアラブの春について、ワレワレの評価を訊きたいとの仰せ。結論を申し述べるなら、アラブ世界の革命は、中国共産党の統治にキワメテ重要な教訓を含んでいると存じます。ナゼなら、この伝染病は、21世紀の革命がどう展開するかの、全く新しいナンヤカヤと、なぜソレが突発したかの全く旧いナンヤカヤを明らかにしたからであります。

新しい方から参りやしょう。2000年辺りから、世界は高度の「ツナガリ」に達してしまったので。ツナガリは、個人コンピュータの拡大とセンイ光学ケーブルとインタネットとウェブ・サーヴァー、という要素によって可能になりました。これはボストンと北京、デトロイトとダマスカスを一気に隣人にしてしまう。20億のニンゲンが世界会話するワケです。それを可能にするケイタイは低価格。そこで、さらに20億人が、お互い遠く離れた場所同士で会話を広げる。

中東に関して言えば、この新しい装置は、デトロイト、ダマスカス、ダラ・アをツナゲてしまった。ダラ・アってドコ?と仰せか?さよ、ダラ・アとはシリア国境の小さな町。シリアの騒動はこの町から起こり、住民たちはヴィディオを撮り続け、トゥイッターやFacebookに送り続けて、政府の暴虐ぶりを暴き続けたワケ。

さよ、ポイントは、今や世界はトテツモなく全員ツナガッて居て、もはや「ローカル」な場所など存在しないと言うこと。アラブの独裁者たちが、国営TVとラジオを抑えて、情報を国民に伝えない時代は終わったのであります。

首席、考えてみて下され。シリアは、CNN、BBC、などスベテの外国放送を禁止しました。でも、YouTubeで「Dara’a」と打ち込めば、シリア政府の抑圧の様子をヴィヴィッドに見ることが出来る。すべてシリア国民がケイタイで撮った映像が、YouTubeや新しく出来たウェブサイト、シャム・ニュース・ネットワークなどにアップされているのであります。

しかし、すべてがテクノロジーだけのセイではない。ロシアの歴史家レオン・アロンが書いたように、アラブの反乱はロシアの1991年の革命に、ある重要な一点で非常に似ている。ドッチも自由や食糧よりも「ニンゲンの尊厳」がモンダイでした。革命がもたらすものは、G.D.Pの上下では無く「尊厳」なのでありますよ。ワレワレは得てして国民の経済的要求を過大視し、理想への要求を過小視する。「パンより尊厳を」が、チュニジア反乱のスローガンだった。アロンは言う「今のテクノロジーは、消すことのムズカシイ火事を作り出した、と言うだけ」

首席閣下、このコトをワレワレは、心すべきでありましょう。ワレワレは国民の経済的生活水準上昇を自慢してもイイでしょう。国民はみんな、それに感謝して居ります。しかし、それだけが、国民の望む生活ではありませぬ。あるイミでは、それは一番ダイジなものではない、のです。

オワカリですか、首席閣下?

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ウム。分かりやすい、というか、常識的過ぎる、と言うべきか。よーするに、周辺諸国の眉ヒソメさせながら、経済大発展に邁進する一方で、「人権」という「ニンゲンの尊厳」をテッテ的抑圧する中国の明日の危うさを、オチョクったコラムやんか。

これをソノママ、今のニホンの「原発」サワギも、「経済大国」維持のために「ローカルの人権」を無視した「中央権力」のゴーマンが招いた大災害、とキメつけてもよかべや。
この先は、皮膚の下に「原爆」のケロイド記憶持つニホンに於いて、「原発」が「ニンゲンの尊厳」と、いかなるカンケイに在るか、をシツコクシツコク検証せにゃアカンのや。取りあえずはダレかが、ヤミクモに「原発反対」を身を張って叫び続けねばよ。それはやはり、ココロの底に「反米」とケロイドの記憶刻みつけてる昭和ヒットケッターズのシゴトかも。

このところ、天災人災に対処出来ない団塊世代政治のヒ弱さ、目にアマル。このゴテゴテは、リアルタイムの戦争記憶アルナシが意外に大きな要因かも。ワメもこのところ、タブロイド版のギョーカイ豆新聞に、自らの戦争記憶のナンヤカヤを連載して居りまんね、もはやスベテ手遅れ、と思いつつ。呵呵。

「金利集団ノサバル国」2011/06/14 15:13

えー、久しぶりに、クルーグマン先生の講義を。

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「ヘラ鳥ウォッチング」

「RULE BY RENTIERS」(06/11~12)

「金利集団ノサバル国」ポール・クルーグマン

最新の経済データによれば、アメリカの失業には終わりが見えない。アメリカの平均的失業者は、既に40週間、職にアブレて居るのや。なのに、この状況をナントカしようという政治的動きはまるで無い。シゴトを作り出すために財政をナントカしようと言うには程遠く、ドッチの党も、今は予算カットしか無いと言う点で一致、そのチガイはビビたるもので、一緒になって、就職市場を崩壊させているのだよ。

連邦準備局も助け船を出そうとしてない。御大バーナンキも、経済状況が灰色なのは認めながら、それについてナニかをしようとは思わない、と吐かしたのや。

住居購入者の債務救済も協議項目から外されている。これはアメリカ全体の経済回復を促進する筈なのに。

状況はヨーロッパでも同じ。もっとワルイかも。特に欧州中央銀行の緊縮金融、反・債務救済レトリックが、バーナンキを、あのウィリアム・ジェニング・ブライアンに仕立てているのやねん。

この、大西洋挟んだ政策マヒのウシロにはナニがあるのか?オレの思うに、これは金利集団の圧力やんか。意識してか無意識なのか、政策立案者たちはセッセと金利集団の利益を満たしている。この連中は資産からベラボーな収入を掠め取ってる。かつては巨額のカネを貸していたが、今は他のダレかの経費のオカゲで大損から保護されてるのやねん。

失業救済反対のギロンは、経済リスクなるコトバとリンクされる。仕事を作り出せば、金利が上がり、インフレが起こる、ナドナド。そんなリスクは実際には起こらないのやで。金利は歴史的な低さを保っているし、アメリカの政策にカンケイなく世界市場でキマる石油価格以外、インフレ度も低いままやねん。ツマルイトコロ、アメリカは、これからの20年、どうやって繁栄するのか?何百万の大卒が、就職の機会を拒まれたままで。スジの通った答えを求めてもムダやろね。

オモテムキの理由はともかく、政策処方はスベテ共通してる。いかにコストが掛かろうが、債権者の利益を保護すること。赤字財政で失業者に職を与えても、それは債権者の利益を損ないかねない。Fedが積極的に動けば、ワレワレはこの停滞からヌケられるかも。実際、共和党のエコノミストも、チョイとしたインフレが有効かもと論じているのやで。でも、インフレよりデフレの方が、債権者の利益になる。とにかく、債務救済に関しては強力な反対が存在するのや。オレの言う債権者とはダレか?銀行家と債権を沢山持ったカネモチの個人。

債権者に有利な政策は経済を不具にする。それは全体的には、ゼロ・サム・ゲームではなく、マイナス・ゲームであり、金利生活者を損失から保護することが、他のダレかの大きな損失になることやねん。経済回復の唯一の方法は、このゲームを止めさせるっきゃないのだよ。

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ウム。経済学に疎いワメには、ムズカシイ講義だが、金利にコダワる集団とは、ウォールストリート学派の、カネからカネを造る投資銀行一派のことやろ。3年前の大激動で、シッチャカメッチャカになって、政府の補助を受けながら、立ち直るやイナや、膨大なボーナスをガッポとフトコロに入れ、オバマ大統領から「太った猫野郎」と指差された連中やろ。コマッタことに、この経済不況下、来年の選挙を控え、オバマは猫どもをホワイトハウスに招待してご意見謹聴の策に出た。「ウォールストリートに修復の橋を掛けようとしている」と「ヘラ鳥」に書かれて居る。モトモトはオバマ支持のクルーグマン先生だが、この際オカマイ無く、金利集団をタタいて居る。エエやんか。野次馬外野席から拍手。